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    115号車 ベトナム国鉄補完計画・14 【 クワンチュウ線へ 】

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      同室の婆さんの点けたラジオの音で起こされてしまったものの、2度寝のおかげで寝台車では快適に過ごすことが出来た。ハノイに到着して、すぐに部屋に戻りシャワーを浴びる。駅構内のホテルというものはなんとも快適だ。汗をかく間もなく部屋に着いてしまう。このホテルをチョイスした自分を褒めてあげたい。

       

       

       

       

      さっぱりしたところで街に出ることにした。ハノイから出る路線はもう一つ、クワンチュウ線というのがある。1往復のみ運行の路線なのだが、クワンチュウを朝に発った列車が昼前にハノイに着いて、ハノイからはクワンチュウに向けては午後に発車するという運用なのだ。然るに終点で1泊しないと帰ってこられない。ローカル線ゆえに情報も少ない。果たしてクワンチュウは1泊できるようなところなのだろうか?

       

      これは面倒だ。期日的には行けないこともないが、毎日アホのように列車に列車に乗ってきて、いよいよ飽きてきてもいる。とりあえず昼飯がてら街に出よう。街を歩きながらどうするか考えることにした。

       

       

       

       

      クワンチュウ線に乗ればベトナム国鉄の全線乗車は達成される。しかし、ダラットの廃線を利用した観光鉄道をも含めてこそ全線乗車じゃないのか。ダラットの観光鉄道に乗りに来ることになるのならば、クワンチュウ線はその時に乗ればいいではないか。いや、ダラットとハノイの距離を考えたら効率的ではない。そんな事を考えながら街を歩いているとホアンキエム湖の周辺の安宿街にいた。そんななか通りかかった旅行代理店で声をかけられたのでフラリと入ってみた。

       

      「クワンチュウ線に乗りに行きたいのだけれども、そこからハノイに戻ってくるバスは走っているだろうか」

       

      答えは「NO」だった。しかし周辺の宿なら紹介できるという。宿はひと駅手前のタイグエンにあるという。宿が確保できるならと行くことに決めて早速手配をしてもらう。

       

       

      いつものシチュー屋で昼食を済ませ、宿に戻り荷を整える。クワンチュウ線の列車はロンビエン駅発着なので、そこまで歩かなければならない。発車時刻を確かめようとして今日が休日であることに気付いた。平日はハノイまで入ってこない列車が今日は来る。ハノイからイエンバイ行に乗ってロンビエンに向かった。

       

       

       

       

       

       

       

       

      ロンビエンで時間をつぶすことしばし、ザーラムから前後に機関車を従えたプッシュプルでクァンチュウ行が入線してきた。前後が荷物車で中4両が客車。休日だけあって発車する頃には満席になった。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      列車はロンビエン橋を渡ってザーラムへ。次のイェンビェンを出ると左に折れてラオカイ線に入る。2つ目の Dong Anh 駅から右に折れてクワンチュウ線に入った。ここからはひたすら田園地帯を走るといった状況になった。特筆すべきは3線軌条が組まれているということくらいだろうか。

       

       

       

       

      満席なので移動して車窓を撮影することなどもままならず、車窓は夕闇へと変わっていった。向かいの席に座った孫らしき少年を連れた女性が、孫のせがむ菓子をせっせと購入し、菓子の袋を窓から外へと投げ捨て続けるという様を見て呆気にとられているうちに列車は左にカーブし始めルーサ駅に到着した。この駅はケップから続くハロン線の休止区間との合流駅なのだが、合流側とは反対の席に座っていた為に休止線をしっかり見ることはできなかった。

       

      次の Thai Nguyen (タイグエン)駅でほとんどの乗客が下車。省都でありこの路線の主要駅なのだが1面1線の駅。折り返す設備が無いので次のクワンチュウが終点になっているようだ。

       

       

       

      一挙に寂しくなった車内。僅かの乗客を乗せて列車は終点のクワンチュウに到着した。線路はこの先さらに続くのだが貨物列車の運用しか無い模様。旅客列車はここまで。

      列車の到着を待っていた人々で意外と賑わっていたのだが、構内の撮影をひとしきり終えるともう誰もいなかった。

       

       

       

       

      バイクタクシーを拾えるだろうと思っていたのだが、降りてくる客はもういないとみて去ってしまったあとのようだった

       

      さてどうしたものか。畑の中の田舎駅。駅前に数軒の民家があるだけで他には何も無い。2車線道路の駅前通りは日本の田舎駅とそっくりな風情だ。この駅前通りを進めば街道に出るはずだ。畑の中の道を月明かり頼りに進むことにした。

       

       

      途中何度も心が折れそうになりながら進むと明かりが見えてきた。街道の手前に市場があり、生鮮を売る屋台が並んでいた。街道に出て、市街に向けて歩こうかと思ったものの道端で暇そうにしているタクシーを拾うことにした。これが正解だった。歩いたらば結構な距離だったに違いない。

       

       

       

       

      到着した宿はリゾートを意識した小洒落たホテルなのだが、併設のスナックからカラオケが鳴り響いているような場所だった。荷を解いて街に出て簡単に夕食をすますと早く寝ることにした。


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        齋藤彦四郎
        隔週木曜更新。
        電車で喰えているので、電車マニアではありますん。

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