144号車 韓国補完の旅・6終 【 一挙縦断 】

0

     

    仁川空港からのフライトは18時45分。国際線なので2時間前には空港にいなければならない。釜山からソウル行のKTXは20分間隔くらいで発車しているのだが、ソウルを超えて仁川空港まで走っているのは日に6本だけ(2015年2月当時)。釜山駅を12時に発車するKTX132列車を選択した。空港まで乗り換えなし、3時間41分の旅だ。

     

     

     

     

    釜山駅を出た列車は在来線から高速専用線に入る。なので景色は日本の新幹線と同じくつまらない。東大邱(トンデグ)駅からは在来線を走り、大田(テジョン)から再び高速専用線へ。

     

     

     

     

    日本の新幹線と違うのは、線路の規格が在来線と同じなのでKTXも在来線と同じホームから発着するという事。主要駅の手前で専用線から在来線に合流して、駅を出ると再び専用線に入っていく。京釜間のKTXは列車によっては半分を在来線経由で小駅に寄って行くという運行をしているのだ。KORAILにおいては信用乗車制という、改札を設けないシステムもホームを分ける必要を無くしているのだろう。日本の鉄道網からは考えられないくらいにフレキシブルな列車運用がなされている。

     

    2時間44分でソウルに到着。ほとんどの人が下車してしまい、車内は一挙に静かになった。車庫に入る回送列車に間違って乗ってしまったかのようだ。

     

     

    10分ほど停車して北上開始。ソウルから北に向かうKTXは、基地のある幸信(ヘンシン)駅への入出庫の列車と、それを実入り運用する一部列車のみだったのだが、仁川空港行がこれに加わった。一昨日、空港鉄道線で到着した際にはソウル駅の地下4階に降り立ったのだが、その空港鉄道線に乗り入れるKTXはソウル駅の地上ホームから発車。ソウル駅から北は京義(キョンウィ)線を走る。

     

    ソウル(京城)と新義州(シニジュ)を結ぶ路線なので京義線。新義州は北朝鮮の中国との国境、鴨緑江のほとりの都市だ。なのでソウルからは50キロほど先までしか列車は走っていない。その先は隣国なのだ。そうした歴史をもつ京義線を8キロほど走り、水色(スセク)駅の先で分岐する水色直結線という連絡線を通って空港鉄道線に入る。

     

     

     

     

     

    こうして列車は仁川国際空港駅に到着。列車はKTX専用ホームに入る。隣のホームにはKTX−胸垣遒停車していた。山川の停まっている向こう側が空港鉄道線のホーム。電車用の高いホームでホームドアもついている。建設時からデザインされていたからであろう、長きにわたり塩漬けにされ、JRと京成が半分ずつ単線運用する成田空港駅とは大違いである。

     

     

    こうして韓国補完の旅は終了。幾つもの乗り残しがあるが、今回はチェンマイに向かう途中での乗り継ぎを活用しての強行2日の旅。まあ上出来だ。

     

    これから乗り込むチェンマイに向かう便には、成田から飛んできた友人たちも乗り込むことになっている。ばれないように見つけ出して背後から驚かそうとするも失敗。チェンマイ到着が深夜になるので、夜食用にと釜山駅のコンビニで友人たちの分も買い込んでおいた複数の韓国海苔巻き・キムパプがダイナマイトにでも見えたのだろう手荷物検査で引っ掛かり、キムパプだと判明するや検査官が失笑したのが印象的だった。

     

    金浦空港〜ソウル   20.4

    ソウル〜大田    166.3

    大田〜堤川     159.1

    堤川〜栄州      62.4

    栄州〜釜山     303.1

    釜山〜仁川国際空港 472.9

     合 計     1184.2キロ

     

    次回からは比較的新しめ、タイの南部の支線をめぐる旅をお届けします。  

     

     


    143号車 韓国補完の旅・5 【 プ散歩 】

    0

       

      釜山駅を出てすぐの東横イン。予約していたのに予約は受けていないと言われる。それもそのはずだ。予約していたのは「釜山駅2」店だからだ。駅からずいぶん歩いて予約していた方の東横インにチェックイン。

      その部屋からの夜景。並びに朝の景色。

       

       

       

      今日の列車は正午発。朝食を済ませてフロントに荷を預けて散策に出かける。

      まずは乾魚物都売市場(コンオムルトメシジャン)へ。時間はたっぷりあるので地下鉄には乗らずに歩いて向かう。影島(ヨンド)大橋のたもと、ロッテモールの向かい側に見慣れた建築様式の店舗が並ぶ乾物屋街が現れる。

       

       

      最新のショッピングモールの道向こうには昭和感漂う看板建築の商店が。このエリアには日本時代の建物がたくさん残っているのだ。

       

       

       

       

      乾物屋街へは影島大橋の下を抜けていく事にする。橋に近づくと遮断機や操作室などの構造物から可動橋であることに気づいた。調べてみると釜山大橋として日本時代の1934年の完成で手前のアーチ部が跳ね上がる構造。開閉を行わなくなってから長い年月が経っており、東隣りに新橋をかけて名前を譲り、影島大橋と名称が変更されたそうだ。

       

       

       

       

      橋の下をくぐると倉庫群が並んでいた。そこを抜けて乾物屋街へ入る。張り出したアーケードで分かりづらいが看板建築が幾つも建っている。瓦の補修がままならないのか、屋根全体をシートで被っている建物が散見された。

       

       

       

       

       

      そのまま西に歩いて魚市場、チャガルチ市場へ。場内市場は2階で買った海産物を調理してもらえる食堂があるシステム。場外の露店も活気がある。

       

       

       

       

       

       

      大通りを渡って国際市場へ。屋台だけでなく屋根もない青空商店が道の真ん中にずらりと並んでいたりするなんでも揃う市場。アーケード街は活気があり観光客だけでなく地元の人々で賑わっているようだ。

       

       

       

       

       

       

      こうして釜山の散歩、プ散歩は終了。夕刻のフライトに向けて一挙にソウルの仁川空港へ。釜山から乗り換え無しで行ける列車が走り始めたのだ。

       


      | 1/75PAGES | >>

      プロフィール

      profilephoto
      齋藤彦四郎
      隔週木曜更新。
      電車で喰えているので、電車マニアではありますん。

      selected entries

      categories

      archives

      recent comment

      links

      profile

      others

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM

      PR